当社のコイルセンターはICタグによる母材管理システムを構築するとともに、自動ラックや自動刃組装置の導入による省力化、高い効率性を実現しています。さらにISO9001の認証に基づいた検査体制の確立により高い品質基準をクリアしています。
高い品質基準・確かな検査体制
鉄鋼メーカーから納入された毋材コイルの受入からお客様に製品を納入するまで、各ラインに教育・訓練された工程検査員を配置し、仕様書に基づいた品質検査を実施しています。当社はISO9001の認証を取得しており、マネジメントマニュアルに基づいた一貫した品質管理体制を敷いています。
コイルの自動搬入・搬出装置
第一工場には、4列2段式でコイルが292個、第三工場には、2列7段式で482個収納できる自動ラックを設置しています。各コイルに貼ってあるICタグの情報をもとに、搬入・搬出を自動で行います。また、第三工場の自動ラックは、巻戻しコイル・製品コイルを併用し、それぞれICタグとバーコードで併用管理を行っています。
ICタグを利用した母材管理システム
当社はICタグを利用した座標管理システムを導入しています。入荷されたコイルの一つひとつに小さなICタグを貼付け、クレーンに取り付けたリーダー(読み取り機)で在庫から加工、出庫までの様々な情報を一元的に管理するシステムです。
自動刃組装置
自動刃組装置は、ロボットがスリッターの刃の組み替えを自動で行う装置です。従来、人手による重労働だった作業をオートメーション化することで、大幅な省力化を実現しています。
広幅スリッターライン
中国地方初の6幅対応スリッターライン。母材・製品ともに最大1850ミリメートルまでの加工が可能で、メーカーや商社からの受託・賃加工に対応するとともに、既存の薄物用、中厚物用・検査用、厚物用の3種類に加え、バランスよくスリット加工ができます。検査設備を装備し、パットレス運転が可能なため、高級・高品質に対応でき、精整加工も可能です。